搬送機器のサカノ製作所　-殺菌（殺菌装置）-

「運ぶ」＋「殺菌する」搬送装置の開発ならご相談ください

当社では、過去に搬送装置に「殺菌」機能を付加するご提案を複数してまいりました。単に「殺菌」と言っても、「何を」「どのように」殺菌するかによって、殺菌方法はさまざまです。搬送装置に「殺菌」機能を付加する場合のポイントや、過去のご提案事例をご紹介します。

「殺菌」機能のポイント

加熱殺菌

加熱殺菌で大切なことは、商品の変質、変形、溶出など、温度による影響を受けない条件を探すことです。温度条件、暴露時間、殺菌効果等検討します。食器、容器の変質・変形の怖れなきものなど。種籾の温湯殺菌などの特殊例もあります。

紫外線殺菌

紫外線殺菌をする際は、紫外線劣化がないよう、ワークに対して均等に照射できるかがポイントです。表面殺菌なので、当たる当たらないで、効果が変わってきます。紫外線殺菌の場合は、構造物に樹脂類（除くテフロン）を使用しません。外部への紫外線漏れをなくすことを注意します。

オゾン殺菌

オゾン殺菌は、主に上水道、公衆浴場の殺菌や消臭などで多く使われています。ガス状態での環境基準は、かなり低濃度の為、有人環境でのオゾンガス使用には制限が多くなります。従って、主にはオゾン水（殺菌水）としての使用が多く、当社もオゾン水生成器として商品化しています。オゾン水の場合は再度空気中に溶出するオゾンガスをいかに減らし、なおかつ管理できるかにかかってきます。

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ご提案事例

事例1. 食パンの製造ラインの包装工程　紫外線ランプ連続搬送殺菌をしたい

ご相談内容: ランプメーカー様より、食パン製造ラインの包装工程にて、紫外線ランプ連続搬送殺菌をしたいとのご相談がありました。
ご提案内容: 鏡面仕上げ、ALLSUS仕様にて、耐候性能を持たせた設計と、光線漏れ対策及びメンテナンス性の向上（屑パンの清掃）をご提案しました。また、太めのローラーでラインを作ると、ローラーとの接触面が多くなる為殺菌できない場所が発生してしまうとのこと。全体を満遍なく殺菌できるよう、細いローラーを使用することでご要望をかなえることが出来ました。

事例2. 食品加工メーカー様より発酵前の液体デンプンを殺菌したい

ご相談内容: デンプンメーカー様向けのデンプン精製機器を作っているメーカー様より、液体の状態のデンプンを紫外線殺菌する装置を作りたいという相談をいただきました。
ご提案内容: 液体のものに紫外線を満遍なく当てることは、紫外線の届く範囲が限られてしまう為、頭を悩ませた問題でした。溶液を薄く張った水槽に紫外線を当てるようにできたのですが、広いスペース確保が必要になる為、タンクの中に15本の紫外線ランプを投入する仕様をご提案。
白濁液中に紫外線ランプを投入して、液体の殺菌（透過式）殺菌力保持の為、ランプ外カバー（石英ガラス）をワイピングし、ガラス表面の付着品を清掃し、液体を撹拌しました。

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「今使っている搬送機器に殺菌する機能を追加したい」「新たに搬送機器を作りたい」という設計担当者様、メーカー様は、お気軽にご相談ください！殺菌する商品・製品に合う搬送装置を、仕様・構想から一緒に開発します。

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